知性鯵プール

ゲームのレビュー記事でも書こうと思ってたらレビュー記事を書けてないブログです。

「ホロウナイト」でガッツリ横スク探索ゲームを遊ぶ

どうもazyです。

今回はSteamとNintendo Switchでダウンロード可能なホロウナイトというゲームの話です。

超ボリューミーな(初見クリアするのに17時間かかった)メトロイドヴァニアとソウルライクの合わせ技がたった1500円で楽しめます。もうすぐSteamサマーセールの時期なので安くなった所を狙うのもよいでしょう。

 

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ホロウナイトは非常にユニークな世界観、擬人化された虫が暮らす世界で繰り広げられるダークファンタジーです。仮面を被った小柄な虫の「主人公」を操作し亡国「ハロウネスト」を探索するアクションゲームとなっております。

 

このゲームが特徴的なのは「メトロイドヴァニア」と「ソウルライク」を足して2で割らないゲーム性です。

メトロイドヴァニアとはご存知メトロイドや悪魔城のように広大なエリアを探索してアイテムを集め、少しづつ行動範囲を広げていくアクションゲームです。

ソウルライクというのは最近増えてきたゲーム分類の事で、デモンズソウルやダークソウルのように死にまくる事が前提の高難易度ゲームの事です。この辺は明確な定義が不明で、この説明も妥当なのか分かりませんがとりあえずダクソっぽいゲームだという認識で間違いないと思います。

メトロイドヴァニアとソウルライク。この2つが合わさるとどうなるか。その答えの1つがこのホロウナイトというゲームなわけです。(ソルトアンドサンクチュアリという結構類似したゲームを遊んだ事がありますが、あれはダクソをそのまんま横スクロールにしたという感覚が強いのでホロウナイトとはまた違うゲームです)

 

ダークソウル的、と聞くと難しくて自分にはクリアできないのではないか。と身構える読者の方もいらっしゃるかと思いますが、ホロウナイトはそこまで鬼のような難易度ではありません。決して簡単ではありませんが、メトロイドヴァニアらしくプレイヤーの能力は収集したアイテムによって強化されるので頑張って強くなってからゴリ押し攻略も通用する丁度いい設定でした。

プレイヤーの基本攻撃手段は「釘」と呼ばれる虫たちの剣のような武器と、ゲーム序盤で手に入る射撃攻撃です。釘での直接攻撃で「ソウル」というゲージを溜め、体力回復行動と射撃攻撃に利用する事ができます。

体力を回復するためには敵に直接攻撃を当ててソウルをチャージする必要があり、守っていてはジリ貧になる戦闘バランスになっています。なるべく攻撃を受けないようにしながらソウルを溜め、安全なタイミングで回復したり遠距離攻撃を加えていくのが攻略のコツです。

 

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また、ショップで購入したり迷宮の各地で拾える「チャーム」という装備品で自分の能力を強化していくのも大切です。これはマリオストーリーでいうバッジと同一のシステムで、スロット数の許すだけバッジを装備してパッシブ効果を発揮したりステータスを増強できるようになるものです。苦戦しているボスごとに専用のチャームを装備したり、探索を助けるチャームを多数揃えて快適に進めるなどゲームを進めるには欠かせません。

 

ホロウナイトは横スクロール探索アクションゲームに、ダークソウルの良い所をドカ盛りしたゲームです。その良い所は世界観設定と冒険の舞台「ハロウネスト」にも現れています。

擬人化された虫たちが文明を築き暮らしている世界と書きましたが、決してグロテスクな見た目でもメルヘンチックな世界でもありません。多くの虫たちはまるで人間のそれのように生活し、ダークソウルの世界のようにほの暗く、人間臭いキャラクターに溢れています。

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↑ ボス戦。出てくるムシたちは大体が擬人化されていて、むしろ愛嬌がある。

冒険の拠点「ダートマウス」に唯一残っている老人のムシは第一印象こそ親切なお爺さんですが、田舎の価値観に固執し現状維持を良しとする頭の固い人物です。地下迷宮の中で出会うがめつい守銭奴の商人や、どこかにあるらしい闘技場を探してさすらう鼻持ちならない剣士、一見親切なお喋りさんだけど超空腹でプレイヤーに噛み付いてダメージを与えてくる女性などダークソウルにもいるような一筋縄ではいかない虫が多数登場します。

滅びた地下王国「ハロウネスト」のバックボーンや主人公の素性については断片的にしか語られず、登場人物の会話や各地の立て看板で得られる情報から推測していくしかありません。いわゆるフロム脳を発揮する所です。

 

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↑ エリア移動すると出てくる字幕もソウルシリーズを思い起こさせますね。

 

もう一つ。このゲーム、音響が素晴らしく凝っています。洞窟に流れる空気や滴る水滴の音、多足歩行する虫の足音や体液が飛び散る音まで様々な音が耳を楽しませてくれます。可能ならヘッドホンをして遊んでみるとよいでしょう。1500円のクオリティではないです。

逆に、このゲームには虫しか出てこないため虫が死ぬほど嫌いという人は少し気をつけた方がいいかもしれません。出てくる虫は擬人化されていて虫の気持ち悪さを感じさせないデザインをているものの、一部の敵の中にはムカデそのまんまの見た目をしていたり、蜘蛛そのものな奴もいます。

また、この手のゲームによくありがちな事として次にどこに行けばいいのか全くよく分からなくなって手詰まりに陥ることもあるかもしれません。そういう時は落ち着いて地図を眺め、まだ訪れたことの事のない場所を探してみましょう。

 

序盤攻略Q&A

ホロウナイトは大変おもしろいゲームですが、多少難易度が高いというのも事実です。そこで、面白く感じてくる中盤まで乗り切るために私が序盤でつまづいた部分についてアドバイスを書いてみることにしました。必要ない方も多いと思いますが、知ってたらちょっとだけ攻略が楽になるかもしれないので一度ご覧ください。

 

Q. せっかく大枚はたいて購入した地図が不完全なんですけど?

A. 一度地上の拠点に戻ってみましょう。新しくお店がオープンしています。そこで売っている羽ペンを何が何でも購入してください。そうすればベンチで休憩した時にマップが更新されるようになります。

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逆に言うとベンチに座るまでは地図の未詳エリアは未記入のままです。迷子にならないように気を付けましょう。

 

Q. 敵が強い。ボス戦がきつい。倒せん。

A. 攻略道中の敵は無理に倒す必要はありません。ダクソみたいに追跡してくる敵はほぼいないので可能なら無視してしまうのも安定のため重要です。また、安全に倒せそうな雑魚だけいじめてソウルを溜めておくのがよいでしょう。主人公の能力がアップグレードされていくごとに行動力が上がってスルーが簡単になっていくので、終盤ほど楽になったりします。

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ソウルを消費して放つ遠距離攻撃は通常攻撃1発分よりも威力が高いです。積極的に使うようにすれば結果的に戦闘が速く終わり生き残れるかもしれません。

 

Q. 「女王の駅」から先に進めない。詰んだ。

A. 「緑の道」の攻略ルートを見落として先に進んでしまった可能性が高いです。もう少しよく探索してとあるアイテムを入手してから戻って来ましょう。
それと、「霧の渓谷」の地図は終盤になるまで買うことができないので今は無視しておきましょうね。

 

Q. 「カマキリの王」に勝てないんですけど。

A. あれはかなりの強敵です。辿り着いた時点の戦力で倒そうとするとかなりの長期戦を強いられて集中力が落ち、あれよあれよという間に死んでしまうのがオチでしょう。動きを覚え、短期決戦を挑むのならば勝ち目が見えるかもしれませんが少し待ってみてください。そこまでたどり着けたという事は直前に新しい能力を手に入れたはずです。それを使ってそのエリア右側にあるなんか通れなかった通路に行ってみてください。

 

こんなところです。ホロウナイトはかなりの骨太アクションゲームで、クリアするのに相当チャレンジを強いられるかもしれません。ですが面白さは本物であり、「swichでなんか安くて面白いゲームねーかなー」って気分の人におすすめするには最適なゲームの1つと言ってもいいでしょう。