知性鯵プール

ゲームのレビュー記事でも書こうと思ってたらレビュー記事を書けてないブログです。

Rabi-Ribiはウサギの皮を被ったゴリラだ

どうもazyです。

先日Steamにてフレンドからゲームを投げつけられました。記事のタイトルにもある通り、「Rabi-Ribi」という弾幕アクションゲームです。

しかも投げ込まれたのは「Rabi-Ribi Super UPRPRC Edition」というDLCを全部乗せしたシロモノ。こんな全マシゲームが何の前触れもなくギフト棚に突っ込まれてきたので、もう遊ぶしかないじゃないですか。

この記事はそのRabi-Ribiとの格闘の末に見出したプレイ後感と、送り付けてきたひとへの感謝の意としてと、やべーたのしーゲームであるという周知のために書いたものです。

 とにかくまずはsteamストアページへのURLを張り付けておきましょう。

https://store.steampowered.com/app/400910/

そこにある紹介PVを見てもらったらこのゲームの概要をうわべだけでも理解してもらえると思います。

 

Rabi-Ribiはいわゆるメトロイドヴァニアと呼ばれる横スクロール探索型アクションゲームの1つであり、このゲーム独自の特徴として弾幕避け要素がプラスされています。

有り体に言えばメトロイド東方plojectを足し算したゲームという認識で構いません。

 

プラットフォームはPC。steamで買えるのでセールで値引きされる機会も多く狙い目です。

 

このゲームの主人公はかわいいウサギのエリナちゃん。

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画面真ん中のバニーの恰好をした女の子です。かわいい。

そばに飛んでるのがお供の妖精リボンちゃん。エリナちゃんのオプションパーツとして八面六臂の活躍を見せてくれます。かわいい。

 

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画面左側の二人組がエリナちゃんとリボンちゃんの立ち絵です。二人ともかわいい恰好していますね。

 

Rabi-Ribiはこの二人組を操作してラビラビ島を飛んだり跳ねたりの大冒険を繰り広げるゲームなのです。

これだけ見れば最近のゲーム業界に氾濫している「かわいい女の子がエロい格好してなんやかんやするゲームだろう」とお思いになる方もいるかもしれません。

実際否定しづらい部分ではありますが、このゲームの本質はそういう所ではありません。これは獲物をおびき寄せて捕食するための罠です。もう少し話を進めていいきましょう。

 

メトロイドヴァニアと呼ばれるジャンルの例に漏れず、Rabi-Ribiも高低差に富んだマップを探索し、自己強化アイテムや能力アイテムを収集し、色んな所にいるボスを倒しながら進めていくタイプのゲームです。

 

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ご覧の通り結構広めのフィールドが存在し、10のエリアに分かれたラビラビ島を巡ってボスを倒していき、仲良くなって協力してもらおう! というのが本ゲームのストーリーになっています。

 

プロローグが終わり拠点となるラビラビタウンに到着した頃から行動範囲の制限が取り払われ、一部イベントをこなさないと訪れる事のできないマップを除くとほぼすべてのエリアが探索可能になります。

どこを進んでもどのボスから戦ってもよく、メインスストーリー進行条件が特定の人数分の協力者を集めることだけなので自由度が段違いに高いです。

この手のゲームにしては非の打ちどころがないほどに作りこまれており、思わぬショートカットや隠しアイテムが各地に存在し探索の楽しみは折り紙付き。各エリアごとに用意されているステージBGMはどれも素晴らしく、完成度は本家のメトロイドと比較しても遜色ありません。

 

これがRabi-Ribiがただのウサギ美少女ゲーではないことの理由その1。

 

Rabi-Ribiのやべーポイントその2ですが、百聞は一見に如かずです。以下のスクショをご覧ください。

 

 

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綺麗な弾幕でしょう。横スクロールアクションゲームなんですよコレ。シューティングゲームじゃありません。

 

先にもちょっとだけ書いていたように、Rabi-Ribiはメトロイドヴァニア弾幕避け要素がプラスされている新感覚スタイルのゲームです。

というか明らかにデベロッパーが東方から影響を受けているんじゃないかっていう要素すらあり、ボス戦の特殊行動時に出てくる立ち絵カットインなんかそれじゃないのと私は疑っています。

 

このゲームはうさぎがぴょんぴょんするんじゃぁ^~みたいな見た目からは想像もできないようなエグい弾幕が飛び出し、かつ我らが主人公エリナちゃんはSTGのような精密な自機操作性ではなく、あくまでもアクションゲームのキャラとして弾幕に立ち向かいます。

 

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さすがに前のスクショの弾幕は過激すぎる部類でしたが、基本的にボス戦ではこんな感じの敵弾を回避していきます。

 

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アップロードしているのはあくまでも一例に過ぎませんが、とにかく一筋縄でいくようなゲームではありません。ザコ敵すら厄介になってくる中盤あたりからはRabi-Ribiというゲームが決してカワイイだけのゲームではないという事を思い知らされるはずです。

 

つまりこいつはかわいいウサギなんかではなく、ウサギの皮を被って近寄ってきた相手を騙してぶん殴る狡猾なハンターのようなゲームなのです。ゲーム内容はゴリラとしか言いようがなく、舐めてかかると剛腕で返り討ちの憂き目に遭います。

 

しかしこのゲームをただ難しい難しいと言っているだけではまだ遊んだことのない人をいたずらにビビらせて購入を見送らせるだけになってしまいます。

難しいとは言っても、理不尽な難易度ではなく克服可能な難しさです。

マップの探索を進めてエリナちゃんを強化すれば基本的にクリアできるようになっていますし、ボス戦の弾幕も何度かコンティニューするうちに慣れて覚えて回避可能になっています。

 

プレイヤー側の対抗手段も多分に用意されています。中でも目を引くのはバッジという装備品でしょう。

皆さんはニンテンドー64のマリオストーリーを遊んだことがあるでしょうか?

マリオは各地でバッジを入手することができ、BP(バッジポイント)の許す数値分までバッジを装備してステータスを強化したり特殊効果を付与したりできるようになります。

Rabi-Ribiではそのマリオストーリーのバッジシステムを採用しており、全く同じような要領でエリナちゃんの能力をカスタマイズすることができます。

 

また、弾幕STGにはボムで危険回避することが重要になってくるように、Rabi-Ribiにも「お守り」という形で緊急回避システムが搭載されています。

これはストーリーを少し進めると使えるようになるもので、使用すると一瞬無敵になって攻撃をすり抜けられるばかりか、画面全体にダメージを与えられるものです。

 

他にも二段ジャンプで敵弾を飛び越えたり、空中ダッシュやスライディングで弾をすり抜けたりとアクションゲームならではの弾幕への対抗手段があるので決して無理な戦いではないのです。

 

難易度設定も充実しています。ゲームが苦手な人向け、もしくはサクサクと進めたい人向けの最低難易度「カジュアル」では敵の攻撃力が良心的な値に設定されていて、多少被弾しまくってもなんとかなるレベルに調整されています。

逆に、この手のゲームに自信があるという人なら「ノービス」や「ノーマル」に挑戦してみるのもいいでしょう。楽しいですよ。

 

仮にステージ攻略やボス戦に手こずっても、難易度ノービス以下であれば何回目かのコンティニュー時に温情で選択式の防御バフをかけてくれるようになります。よってゲームを楽しんで攻略するだけならだれでも可能なゲームです。

 

そしてRabi-Ribiのやべー点その3、やり込み要素がちょっと引くくらい豊富な点についても触れておかなくてはいけません。

メトロイドヴァニア愛好家の方なら実感しているかもしれませんが、得てしてこの手のゲームは慣れるとスピーディーに周回することができます。

開発もそれを見越しているのか、何回も遊ぶことを前提にしたゲーム設計を施しています。

もしRabi-Ribiを購入したのであれば、steamでもPSでもいいので実績一覧を見て見ましょう。なんかやたらとトロフィーがたくさんありますね。

高難易度モードでクリアするとか、1時間以内にクリアするという実績はもちろん、アイテム取得率を抑えてクリアしたり一部のボスを無視したり、中にはシーケンスブレイクをしろという実績まであります。

 

これらの実績獲得要素のほかに、タイムアタックモードやボスラッシュモードも当たり前のような顔をして搭載されており、マップ上には色んな抜け道が隠されていてあたかもシーケンスブレイクをして下さいと誘っているかのようです。

そればかりかノーヒントの隠し技とか、ヒントが隠されている隠し技までもが当然の権利のように存在し、実績のヒント文とか色々ガチャガチャ動かしたりして探すしかありません。

 

DLCを購入すると追加エリアで遊べるようになり、それらも合わせると初見プレイ時にはクリアするまで20時間ほどかかる大ボリュームの高カロリーなやべーゲームなのです。

 

しかしRabi-Ribiも完璧なゲームではありません。遊んでいる中で多少気になる点もありました。

まずボス戦が何の前触れも無しにいきなり始まることが割とあること。これはボス部屋の手前にセーブポイントが置いてあることが多いので気を付けていれば心の準備は難しくないでしょう。

もう一つがボス戦の初見戦闘がとにかく厳しいこと。大体の弾幕は初見で回避するには弾速が速く、だいたい自機狙い弾かばら撒き弾なので避けづらいったらありゃしません。これは敵の攻撃パターンを覚えるしかないのですが、このゲームはボスが「なんでこんなに多いの?」というボスラッシュクリアトロフィーが存在するくらい多いので慣れるまでは時間が必要です。

 

多少気になる点もあるにはありますが、Rabi-Ribiは楽しいゲームです。久しぶりに骨のあるメトロイドヴァニアに出会うことができて私は満足しています。

確かにRabi-Ribiはウサギの皮を被ったゴリラですが、付き合うと腕相撲で力比べを楽しめるくらいには仲良くなれるたぐいのいいヤツでした。

数日間ヒマができてガッツリとゲームを遊びたい人や、ただの弾幕避けに飽きて新しい刺激が欲しいシューターの皆さんなんかにはとてもオススメできるゲームです。

 

最後にこのゲームをギフト箱に突っ込んでくれたりーんさんに感謝を。

めっちゃいいゲームでした。でもアイテム0%はいくら何でも無理でしょこのゲーム。