メタルマックスゼノ2周目がメタルマックスだった
どうもazyです。
記事のタイトルを見て何言ってるんだテメエと思った方もいるかもしれませんが、メタルマックスゼノ2周目を遊んでいたらマジでそうとしか思えなくなっているのです。
1周目も結構メタルマックスみがありました。しかし2周目以降のハンターモードがゴリッゴリなメタルマックスになっていてヤベえと感じたので、雑にここに書き殴って前回の記事と合わせてメタルマックスゼノの感想とさせていただきます。
めんどくさいので一部ネタバレ固有名詞とか含んでいますが、メタルマックスだしあんまり気にしなくてもいいと思います。
2周目の話に入る前にそもそものメタルマックスゼノ1周目とは何ぞやという話から入りましょう。
だいたいのゲーム性は前回の記事を読んでもらったらわかるとして、
このゲームは1周目を強制的にストーリーモードで遊ばされることになります。
ストーリーモードなので当然ストーリーに沿って進まされ、進行度はフラグによって管理されます。なのであのカギ取ってこいだのあのダンジョン探索してこいだのあそこに一回行ってこいだの目的地への道に陣取っているあいつを倒せだの自由度を感じられないお使いのために戦車を転がすのです。
もちろん中盤からはマップが広くなりある程度の自由が確保されますが、メタルマックス過去作と比べるとせいぜいデスクルスドラム缶作業場くらいのもんです。死にてえ。
もちろんその中でも戦車を強化して倒せなかった敵を倒せるようになる楽しみは健在ですし、やっとガッツリと稼ぎができるようになって戦車がモリモリ強くなっていくようにもなります。
でも甘いんだよなぁ……。
それじゃ2周目以降の周回プレイの話に移りましょう。
1周目で見事ラスボスのカタストロプスを撃破できたならば周回プレイを遊ぶ権利が与えられ、戦車やら武器やらレベルやら持ち物やら全ての要素を引き継いで2周目を遊ぶことができます。(2周目に行かずに1周目をそのまま続けることも可能。セーブデータも分けられるのでとりあえず残しておきましょう。)
2周目からは難易度選択が可能になり、難易度ハードが遊べるようになっているはずです。そしてストーリーモードとハンターモード、2通りのモードを提示されます。
難易度ハードは文字通り難易度が上昇しており、敵の耐久力が例外なしに全て上昇しています。基本的に弾の撃ち合いで消耗戦となる本作の戦闘では敵がタフであればあるほどこちらも被弾して消耗していくバランスとなっており、言うまでもなく厳しいです。
固くなった敵どもをやられる前にやれるようにするためにまた戦車の強化に明け暮れる必要が出てきますが、そこは心配ご無用です。難易度ハード以上では手に入る装備のランクが何段階か上昇しており、1周目よりも強い大砲やエンジンやらが手に入るようになっているのです。
どのくらいランクが上がったかというと、最初のエリアの宝箱からひぼたんバルカンが手に入っちゃうと言えばピンと来るのではないでしょうか。
難易度ハードとはいえカタストロプスを倒した段階の戦車なら初期エリアの敵なんぞ、賞金首ですら恐るるに足りません。サイゴンやデスデリバラーが前の周回よりもおいしいドロップアイテムを落としてくれるようになっています。
また、アイアンベースのテクノロジーレベルも引き継いでおり、2周目以降の宝箱から手に入る技術書類で引き続きレベルアップが可能になっています。これが何を意味するかというと、2周目からは戦車装備の超改造が可能になるのです。
戦車装備の超改造。メタルマックス3の冶金屋さんで改造合金を手に入れるために鉄クズを何トンも持ち込んだあの日を思い出してしまいます。
しかしゼノでは少し事情が異なっています。超改造に必要な超改造合金をなんと雑魚的がドロップしてくれるようになっているのです。
しかもアイアンベース周辺にいる巨大アリが。シレンでいうマムルポジのアイツがです。
今のところ確認した中ではアリ系の敵が超改造合金をドロップするみたいなので、ひたすらアリを狩っていればすぐに戦車装備の超改造が可能になってしまうのです。苦行からの解放です。
戦車までもが1周目と同じ場所で再入手可能となっており、レッドウルフやバギーが何の苦労もなく拾えます。
これでレッドウルフ3台を並べたパーティーで敵と戦えたり、ヒトマル式戦車をキャノンラッシュ対応、S-Eラッシュタイプ別々にカスタマイズするというぜいたくな夢も叶うようになってしまうのです。(ソイヤウォーカー3連続とかしてみたかった)
ここまでが難易度変更による追加要素の話。ここからはハンターモードの変更点の話をします。
ハンターモードとは、ストーリーモードで語られた話とか全部無視して自由に、本当に「自由」に荒野を走り回れるようになるモードです。
ハンターモード開始時点で「俺らには戦車があるし、人類滅亡を回避するためにモンスターハントよろしく!」とだけ言われて放り出され、あとはカタストロプスを倒す以外には自由に何をしてもいいという男気溢れるモードです。
自由。そう、メタルマックスです。
実際にスタート地点から全ての物事を無視して先へ先へ進むことが可能になっており、倒さなくてはいけないのは先へ進む唯一の道をふさぐ賞金首モンスターくらいのものです。(その必ず通らなければいけない位置に陣取っているのが甲羅ドーラ。まるで初代メタルマックスのダブルキャノンの再来です。)
私はまだ渋谷廃墟から先に進むことができていませんが、おそらくそのまま一気にラスボスのいるエリアまで到達可能になっていると思われます。
つまりストーリーモードの1周目ですらメタルマックスゼノというゲームのチュートリアルに過ぎず、2周目以降からはメタルマックスらしい放任主義が過ぎる自由度の中で好きなように戦車を狩り、モンスターを狩って強化しまくれるようになる画期的なモードなわけです。ハンターモードは。
これがこの記事冒頭で語ったメタルマックスゼノ2周目がメタルマックスだった、という世迷言の招待であり、メタルマックス好きな人ならとりあえずクリアまで行っとけと勧めたい理由です。
RPGにストーリーなんていらねえ。俺はただひたすら強くなって強い敵を倒したい。という何か間違った人達のためのモードと難易度設定であり、福音です。
2周目からが本番となると言っても過言ではないメタルマックスゼノの魅力の一端でも書き表すことができていたのならば幸いでございます。
人間で探索することになるリメインズは相変わらず長くて広くてめんどくさくて、大抵の雑魚がTNTパラノイアとレーザーバズーカぶっぱで終わるので本当に作業でしかないのはご愛敬。