知性鯵プール

ゲームのレビュー記事でも書こうと思ってたらレビュー記事を書けてないブログです。

初めてゲームレビューってやつをやってみようじゃねえか。このゼルダ無双でなぁ!

どうもazyです。

 

ゲームのレビューとかしてえなと思ってブログを立てたはずなのに、レビューのレの字も現れないこのブログ。ついに存在意義を自問自答し、答えが出ないまま現実逃避してビタロック桃白白の練習に手を出してしまったので、初めてレビューらしいことをやってみようと思いました。

 

 

 

今回ご紹介するのは3DSソフトの「ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ

なぜ完全版であるSwitch版が発売された今、周回遅れ気味に3DS版のゼルダ無双なんか記事にしようなんて考えたかというと、私が3DS版しか遊んでないからに他なりません。

実際のところSwitch版の細かい仕様変更についてはあまり把握していないですし、知らないことについてあたかも知っているように話すのは不誠実です。

なので結構遊んだ3DS版のゼルダ無双についてお話しさせていただきます。

大丈夫、バージョン違いでも基本的にゼルダ無双としての筋は変わらないので十分参考になるはずです。

 

フィールドに群がる雑魚兵をコンボとかでなぎ倒し、エリアを制圧して奥に待ち構える大将格をやっつけるいわゆる「無双ゲー」というジャンル。

ゼルダ無双はその無双ゲーをゼルダのキャラクターを使って作り上げられたゲームです。

そしてご存知の通り、元々アクションアドベンチャーゼルダと無双ゲーは全くの畑違いで、ともすれば見てくれをゼルダにしただけで後は原作リスペクトのない全くの別ゲーでしょ?という意見を持つ方も少なくないかもしれません。実際筆者も遊ぶまではそう思っていました。

ですがご心配には及びません。ゼルダ無双 ハイラルオールスターズゼルダを無双ゲーの中に上手いこと落とし込んだ正真正銘ゼルダの伝説そのものであり、ゼルダを好きなら好きであるほど楽しむことができるゼルダ愛に満ち溢れ、見た目からは想像のつかないほどやり込み要素が豊富なゲームだからです。

 

それではゲーム内容について紹介しましょう。

ゼルダ無双はストーリーモード、アドベンチャーモードの2つのゲームモードに分かれています。

ストーリーモードは読者のほとんどが想像している通りハイラルの平和を脅かす悪をリンクとゼルダ、その仲間たちが協力してやっつけるストーリーを追うモードです。

アドベンチャーモードは形式が異なり、まず初めに1つの冒険マップと呼ばれるボードを選択します。そしてそのボード中のマスで指定された様々なお題に従って無双してクリアし、行動範囲を広げ、クリアご褒美で手に入ったアイテムを使ってボード上で謎解きをしていく遊びです。

 

さて。ここで無双ゲーを遊んだことがない人のためにゼルダ無双でのゲームの進め方についてお話しします。

プレイヤーの目的は最大4人のキャラを操作してフィールド内にいる敵を蹴散らしながら各所にある砦を制圧し、最終的に出てきた大将やボスキャラを倒して勝利することです。

ゼルダ無双ゼルダらしいポイントその1として、いつものゼルダみたいにアイテムが利用可能という特徴があります。

爆弾を投げて岩を壊したり、弓矢で遠隔攻撃。フックショットで敵を引き寄せたりハンマーで敵を気絶させるというゼルダ由来の効果で戦闘を有利に進めることができます。

そしてゼルダらしいポイントその2として、戦闘システムがゼルダそのまんまということ。

例えばストーリー1面でいきなりキングドドンゴが出てくるのですが、皆さんお分りですね。爆弾を食べさせてダウンを取り、その間に攻撃するというゼルダムーブをかますことができます。

他にもゴーマ様やテスチタート、ジークロックといったゼルダお馴染みのボスが登場し、雑魚兵にもボコブリンやスタルフォス、タートナックやリザルフォスといったお馴染みの面々が揃って登場します。

 

 

プレイヤーは最大4人の中から誰か1人を選んでメインで操作し、残った3人はコンピューターが勝手に戦ってくれます。また、残りの3人に指示を出して「マップのあそこに行け」とか「敵隊長と戦って足止めしろ」という命令が可能です。

そして、この指示出し機能と合わせてお伝えしたいのがプレイヤー切り替え機能。

プレイヤーはいつでも好きな時に残り3人のキャラを切り替えて操作することができ、例えばリンクで砦をAを攻略中にゼルダに命令を出して砦Bに向かわせ、リンクが砦Aを制圧できたタイミングで砦Bに到着したゼルダに切り替えてすぐに攻撃を始める。というすごいストラテジーな事もできてしまうのです。

 

ゼルダ無双ゼルダらしいポイントその3。

このゲームのプレイアブルキャラはDLC追加分を含めて29人。リンクやゼルダガノンドロフといったお馴染みのアイツらから、ラナやシア、リンクルというオリジナルキャラも登場します。過去作からはダルニアやギラヒム、テトラやチンクルといった変わり種まで現れます。

だいたいゼルダをどれか1つ遊んでいれば知っているキャラクターがいるはずです。

そして一部のキャラは複数の武器種を扱うことができ、全く違うモーションと攻撃方法で無双することも可能です。例を挙げるとすれば普段はマスターソードを振るうリンクが、パワーグローブを装備して石や壺やガノン城のそばに置いてある黒いモノリスみたいなのを振り回して戦うようになるとか、そういう感じの変化です。

この武器種がやたらと豊富かつゼルダ愛に溢れていて、リンクがスピナーに乗ったり64の大妖精をそのまま操作できたり、ゼルダ風のタクトを振ったりリンクルがペガサスの靴で敵を蹴り殺したりとシリーズの中で出てきた武器やアイテムをこれでもかと採用しています。

この武器の違いも仮にキャラ換算するなら60種類以上のキャラを操作することが可能になるわけです。大ボリューム!

 

戦場となるフィールドも実に多彩で、ハイラル平原や森、火山フィールドはもちろん、時オカの水の神殿。スカイウォードソードスカイロフト風のタクトの竜の島とタウラ島。といった懐かしのあの場所も再現されています。

音楽も過去作のものがたくさんアレンジされて出てきて、ゼルダの伝説が好きであればあるほどぶっ刺さるでしょう。

 

キャラの育成要素も存在します。

操作キャラとして敵を倒して倒して倒しまくればその分経験値を手に入れレベルアップすることができ、その分攻撃力が上がる仕組みです。

自分の体力はゼルダらしくハートで管理されており、これは各モードで手に入るハートのかけらを集めることでキャラごとに増やすことが可能です。

また、ゲーム中で手に入る素材を使ってキャラのステータスを上げたり、ルピーを支払ってお手軽レベルアップが可能など、育成だけでも凄まじいボリュームを誇ります。

武器システムについてもお話ししなくてはなりません。しかし、非常にややこしい事になるので最初から例を使って書かせていただきます。

例えば、リンクは片手剣と呼ばれる武器種を扱うことができます(マスターソードも使えるけど、これは同じモーションなのに別カテゴリ扱いなので割愛)。

リンクは片手剣という武器種の中で「騎士の剣」「ホワイトソード」「マジカルソード」の3段階の強さの剣を扱うことができます。

この序列も騎士の剣を除いて初代ゼルダの剣そのままでゼルダ愛が伺えますね。

そして、この「騎士の剣」をさらに複数本手に入れることができ、それぞれ強さや付与スキルが異なったりします。

プレイヤーは沢山手に入る騎士の剣を合成することができ、空きスロットにスキルを入れてより強い騎士の剣を作ることが可能になるのです。あーややこしい。

 

このようにこのキャラと武器育成が29人分あるとお考えください。これだけで凄まじいボリュームでめまいがしてきたかもしれませんが、もう少しお付き合いください。

 

ゼルダ無双ゼルダらしいポイントその4にして、ゼルダ無双のメインコンテンツ「アドベンチャーモード」についてお話ししなくてはいけません。

このアドベンチャーモードがゼルダ無双をより素晴らしくゼルダたらしめているゲームモードであり、凄まじいボリュームを誇るパンデモニウムみたいなやべーやつなのです。

 

ここでも具体的な例を挙げてお話ししましょう。

あなたが最初にアドベンチャーモードを遊ぼうとすると、まず初代ゼルダの伝説を再現した冒険マップを遊ぶことになるはずです。

これはゼルダの伝説のフィールドマップを「忠実」に再現した全128マスのボードであり、あなたは親の顔よりも見たスタート地点から冒険を始めます。

各マスごとにお題が定められており、そのマスをクリアすると隣接するマスに進めるようになり、ご褒美をもらうことができます。

そうですね、例えばそのご褒美に爆弾をもらったとしましょう。この爆弾はフィールド上で使うことができ、必要な場所で使うとそのマスのお題に挑戦できるようになったり、Sランククリアご褒美が追加されたりします。

そして、この爆弾は初代ゼルダで必要とされた場所があるマスで実際に使わなくてはならないのです。

そう。つまり初代ゼルダでイカダが必要な場所があればフィールドのどこかにあるイカダを手に入れて持ってこないといけないし、押せる岩があらばパワーリングを手に入れてそこで使い、大妖精の泉がある場所では実際に笛を取ってこないといけない。

あなたは昔遊んだ初代ゼルダの記憶をたぐりよせ、または攻略本を引っ張り出して攻略しようとするでしょう。本当にゼルダの伝説を忠実に再現しているのです。

そして、アドベンチャーモードのマスをクリアすると新キャラや新武器がアンロックされるようになります。

このアドベンチャーモードのマップにも風のタクトの大海原マップや大地の汽笛の線路マップ、ムジュラの仮面のタルミナマップや夢を見る島のコホリントマップなど様々な種類が存在するのです。

さらに恐ろしいことに、マップが違えば適用されるルールも異なります。例えばタルミナマップでは原作通り月が落下してきており、タイムリミットまでにアイテムやオカリナを駆使してマップクリアを目指すことになります。

神トラ2マップではハイラルとロウラル2つのマップが存在し、原作通り闇と光を行き来しながらクリアを目指すのです。

どれも忠実に原作を再現しており、全キャラ全武器をアンロックするだけでも大変な道のりです。

しかし、遊べば遊ぶほどゼルダ愛が伝わってくることをゼルダ好きのあなたは感じるでしょう。

 

 

ゼルダ無双 ハイラルオールスターズについて説明したいことはまだまだありますが、流石に量が多くなりすぎた上に収拾がつかなくなってくるのでここまでにしておきます。マイフェアリーの事とか。

 

このゲームについて言えることは2つ。

溢れるほどのゼルダ愛。

頭のおかしいボリューム。

 

3DS版の時点でこんななので、完全版のSwitch版だとどんなことになっているのか想像も及びません。グラフィックは綺麗です。

 

ゼルダの伝説を愛してやまない人にこそ声を大にして伝えたいゼルダ無双の素晴らしさ。

 

ゲームジャンルが違う……。とか無双ゲーはちょっと……。という人でも大丈夫です。筆者もそう考えてましたから。

Switchで完全版が発売されたこの機会にこそ一度手を出してみてはいかがでしょうか。

本日はここまで。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これただのヨイショ紹介記事なだけでレビューになってなくない……?